オーストラリア英語の訛り・アクセントはあるの?オーストラリア永住者が語る、イギリスとアメリカとの違いとは? 

こんにちはKENTO(@kento0912)です!

海外留学をしたい英語を勉強しているという人の中には「アクセント・なまり」や「スラング」を気にする人がいますよね。

 

どうせならきちんとした英語を学びたい!というのは自然な考えでしょう。

オーストラリア英語の訛り・アクセントとは?

以前イギリス留学をしたいという人の相談に乗った時にこんなことがありました。

留学したい系女子
留学したい系女子
イギリスってアクセントが独特だと聞いたので、変な英語が身につかないか心配です〜、、、。
そもそも英語はイギリスの言葉(クィーンズイングリッシュ)なので、イギリス英語が普通の英語ですよ〜!^^
イギリスの学校の担当者さん
イギリスの学校の担当者さん

 

そう、英語はもともとイギリス(厳密にいうとイングランド)の言語です。

なので、アメリカ・オーストラリアなどが、派生をした英語のバージョンと考えるのが正しいはずです。

イメージとしては、東京の人が標準語を話していて、地方の人が別の方言やアクセントで話をしているような?

ただ、英語の場合は少し面白くて、アメリカが国としてより力を持って、映画やテレビなどで発信力もあるため、アメリカ英語が世界から見て一般的(スタンダード)な見方をされる場合も少なくはありません。

けんてぃ
けんてぃ
特に日本を含むアジア圏の国では「英語=アメリカの言語」として考える人も少なくないのでは?

KENTO個人としては、英語はもともとイギリスのものであるという考え方で、自分が話すオーストラリア英語もイギリス英語の影響を大きく受けています。

(ハリーポッターを読んでイギリス英語の影響を受けるトップレス女性の図)

イギリスの人は英語にこだわりを持っている人もいるので、アメリカ英語を話すと「それはアメリカ語であって英語ではないという言い方をする人もいます。」(半分冗談半分本気)

 

最近では、テレビや映画の影響もあり、アメリカ英語が、他の英語圏(オーストラリア・ニュージーランド)で使われることも少なくありません。

 

例えば、友人などに対してアメリカで使うデュード(DUDE)という単語があります。

アメリカンな女性
アメリカンな女性
what’s up, dude? (ワツァップ、デュード?)

意味としては「友達・親しい仲間」という感じで使用される言葉です。

それは同じ意味としてイギリス英語やオーストラリア英語ではメイト(MATE)というのがよくある表現です。

G’day, mate!(グダイ、メイト!)
コアラくん
コアラくん

しかし、最近はイギリスやオーストラリアの人でもデュード(DUDE)という言葉を使うことがあります。例:Hey dude, what’s up dude? と Hey mate, what’s up mate? は同じような意味ですが、アメリカンな感じとイギリス感が出ている表現の違いがあります。

(イギリスと言えば!な二階建てバスと時計台ビッグベン)

また、もう一つこんな例もあります。 

素晴らしいという意味の言葉でオーサム(AWESOME)というアメリカらしい表現もありますが本来イギリスやオーストラリアの英語ではブリリアント・エクセレント(やBRILLIANT /EXCELLENT)という方が自然な表現です。しかしこちらも同じように逆輸入的にイギリスやオーストラリアでも awesome という表現を使う人もたくさんいます。

アメリカンな女性
アメリカンな女性
that’s awesome! (ザッツ、オゥサム!)
Brilliant, mate! (ブリリアント、メイト!)
カンガルーくん
カンガルーくん

もともとイギリスから輸入されていったものが変化をして逆輸入されているような面白い現象ですよね。笑

東京(関東圏の人)が、大阪(関西圏の人)の影響を受けて関西弁を使うことに似ている現象です。

ではここでアクセント・なまりとは何なの?というお話をします。

 

そもそもアクセント・なまりとは何なの?

オーストラリア 英語の発音を日本語でカタカナで説明をするのは少し難しいですが、イメージとしては、

today is a beautiful day(今日は美しい日ですね)というフレーズがあれば、

アメリカ英語では

アメリカンガール
アメリカンガール
トゥディ イズ ア ビューティフル ディ

一方でオーストラリア英語では

トゥダイ イズ アィ ビューティフル ダイ
オージーカンガルー
オージーカンガルー

 

という感じです。同じ意味で、同じ内容でも強調する音や言い方が違います。

 

例えば日本で言えば東北の人や沖縄の人と話した時にイントネーション音の上がり下がりや表現の仕方が違うことに気づきますよね?同じような内容の同じ文章を言っていてもどこで強調しているのか力を抜いているのかなので、ここの地域の人ではないのかなといった印象を受けることがあります。

 

それが英語でも同じで英語の場合は国が違うという感じです。厳密に言うと同じ国でも英語の場合でも別の地域は別のアクセントがあるので日本の方言やなまりというふうに認識をしていただいて大丈夫です。

 

スラングとは何なの?

スラングは日本語で言えば方言のようなものです一部の地域では通じるけれども別の地域に行くと全く別の意味になったりする言葉があります。 

 

ただ雰囲気や印象がとっても変わるのでアクセントはとても重要なポイントでもあります。

例えば、映画で有名なハリーポッターや音楽で世界的に有名なビートルズ。

彼らはイギリス英語の印象がとっても強いのでアメリカ英語での話し方は想像ができません。それほど話している人の印象やイメージを決定づけるものなので場合によってはとても重要なものです。

 

オーストラリアの英語

 

オーストラリアはもともとイギリスの植民地として国が始まったという歴史があります。

そのため英語もイギリス英語の影響がとっても大きいです。

 

そして植民地が終わり国として独立をした後にオージーイングリッシュと呼ばれる独自の英語が出来上がりました。

 

このいくつかにはこんなものがあります。

 

  • 短縮形が多い
  • アイウエオの母音の音が強い
  •  R の発音が弱いもしくは発音しない

 

短縮形が多い

オーストラリアではとにかく言葉を短縮することがたくさんあります。慣れていないと同じ英語圏から来た人でも何のことを言ってるのかわからないかもしれません。

(理解できずに固まるエリザベス女王・通称リズィ)

例えば有名な短縮された言葉にはこんな言葉があります。

  • Ta(タッ)

thank youありがとうという意味の短縮形が TA です。「タッ!」と爽やかに言うだけであなたもオージーらしい英語を話している風になれます。笑

例えばカフェなのでコーヒーや食べ物テーブルに持ってきてくれたウェイターの人にこの一言をさらっと言えるとかっこいいですね。

  • G’day(グダイ)

good dayの短縮した言葉でこんにちはという表現になります。THEオージーな英語の表現ですね〜!実際にケントも言うようになりました。笑

人と目が合った時どこかのお店に入った時に挨拶をする時にこの言葉をさらっと言えたらあなたもすっかりオージー!

  • arvo(アーヴォ)

after noon

午後という意味の単語です。こちらもとてもよく使う表現の一つです。例えば人と待ち合わせたり、何かの時間を決める時にこちらの表現を使います。

メールのやり取りでも人と話している時にもよく出てくるのがこちらの言葉です。待ち合わせの時間を決める時にさらっとこの一言を言ってオーストラリア英語の表現を使ってみては?

  • cuppa(カッパ)

cup of tea

お茶を飲むときに、正式にはcup of tea(紅茶を一杯)飲むという表現ですが、cuppa「カッパ」と短くして言います。

cuppa please? 「カッパ プリーズ?」と言ってさらっとお茶を頼んでみるとオーストラリアらしい表現になります。

アイウエオの母音の音が強い

 

例えばAは「エー」や「エイ」ではなくオーストラリア英語では「アィ」という風に発音をします。先ほどの発音の例文でも登場した today というのも代表的な発音の仕方です。一般的な英語では「トゥデイ」となりますがオーストラリアの英語では「トゥダイ」となります。

 R の発音が弱いもしくは発音しない

こちらはアメリカ英語と比較をした際にわかりやすい違いです。イギリス英語とオーストラリア英語では共通している点として R の発音をアメリカ英語ほど強調しません。 

日本人にとっては割と話しやすい英語だと思います。

なぜかと言うと、アイウエオの母音の音が強調されていると言う点とRの発音がアメリカやカナダ英語よりも強調されていないからです。

 

自分にとっては以上に書いたことが通常で当たり前なので標準語のように感じていますが、アメリカやイギリスの人からすれば少し変わった英語のようです。

 

オーストラリアの英語のフレーズとは?

  • Mate(メイト)

「友達・仲間」という意味の言葉。先ほどご紹介したG’day(グダイ)「こんにちは」と一緒によく使われる代表的なオーストラリアの英語がこちらです。とてもよく使われる言葉でフレンドリーなオーストラリアの人らしい表現の一つです。これはケントもよく使う表現で、とても自然に会話やメールでのやり取りによく出てくる表現です。

  • How ya going?(ハウ ヤァ ゴーイン?)

「調子はどう?」とカジュアルな表現で聞くときに使うのがこちらの言葉。

教科書で習ったようなhow are you? の方が丁寧ですし例えばビジネスやきちんとした会話の中では適切です。しかしオーストラリアのお店などではとてもフレンドリーでカジュアルなのでこの表現もよく聞けます。 

  • Crikey!(クライキィ!)

「ワオ!」など驚いたときに使うような言葉がこちら。

とってもオーストラリアらしい表現のひとつです。

  • Streuth (ストゥルース)

こちらも同じく「ワオ!」と同じような時に使う言葉です。

語尾にMATE(メイト)をつけて使われることもあります。

  • Fair dinkum(フェアディンカム)

正直に真実を伝えていますよという時に使うのがこの言葉。

たまに聞く表現です。

  • Fully sick(フゥリィー スィック)

「めちゃくちゃイケてる!素晴らしい!」という時に使うのはこの言葉。

great(グレート)やamazing(アメージング)よりも、よりオーストラリアらしい表現かもしれません。

  • Cobber  (コバー)

Mate(メイト)と同じく「友達・仲間」という意味の言葉。

例えば、How ya going?(ハウ ヤァ ゴーイン?)Cobber  (コバー)?と調子はどうだいとフレンドリーに惹かれる時に合わせて使われます。 

(オーストリアで柔術の仲間と)

オーストラリア人らしい英語の使い方

単語の語尾にーieがつく

単語の語尾にーieがついて「〇〇イィ」という発音になる傾向があります。

例えばブレックファースト(朝食)はブレーキィーになります。

breakfast (ブレックファスト)

brekkie(ブレーキィー)

 

また他にもオーストラリア人という意味のオーストラリアンはオージーになります。

australian (オーストラリアン)

aussie (オージー)

 

少し短くて簡単な言い方に変形しています。

また毎日のように使う表現の中で特徴的なものは「どういたしまして!」という意味のno worries 「ノーウォーリーズ」です。アメリカ英語ではyou’re welcome「ユアウェルカム」ですが、オーストラリアではno worries 「ノーウォーリーズ」が一般的です。

イギリスの英語 

ハリーポッターやビートルズがその代表です。

Tの発音がとても強調されていたり、独特のイントネーションがあります。

個人的には大好きなアクセントで、魅力的に感じます。オーストラリア英語よりも賢くてお洒落な印象です。笑(個人的な意見です。爆笑)

アメリカの英語

きっと皆さんの見たことのある多くの映画や海外ドラマはアメリカ英語かもしれませんね!Rの発音がたまにとても強い人がいるので個人的には少し違和感です。笑

たまにわざとらしく聞こえてしまって鳥肌が立つような感覚に襲われます。(個人的な問題です。笑)

まとめ

英語の違いをお話しましたが、どれが良い悪いというお話ではないんです^^

アクセント=悪いというわけではないんです。人によってはそれを可愛い・魅力的として捉える人もたくさんいます。

みんな違ってみんな良い!日本の方言や訛りと同じで可愛く聞こえたり、それがあなたのキャラの一部になっているものです。

(オーストラリア・メルボルンのウォールアートの前でカッコつけてる風)

時々、アメリカ英語が普通他の英語は変な訛りがあるもの。と思いこんでいる人がいます。そんなことはありませんよ〜!^^

ただ好みの問題で、好き・嫌いや簡単・苦手が出るものなので、もし英語の勉強をされているのであれば 好きな英語に合わせて勉強をすると身につきやすいかもしれません。

言語で一番大切なことは伝えようとする気持ち・理解しようとする気持ちです。

最低限意思疎通が出来るレベルであれば、あまり気にするべきではないでしょう。

英語を勉強するには環境が大切ということをこちらの記事で書いています。

オーストラリア永住者が話す日本と海外の違い・英語での生活環境【海外在住の現実とは?】

実際に訛りやスラングなどは身の回りの人の影響で身につくものです。

自分自身あまりオーストラリア英語の訛りがあることやスラングを使っていることは意識はしていません。

周りの友人が使うので自然と同じ言葉を使っていてそれが出てしまう感じです。

留学生の相談をしている時にアクセントなど、とても気にしている人がいます。

 

留学したいガール
留学したいガール
オーストラリア住んでるってことは変なアクセントがあるんですよね?自分につきそうで怖いです、、、。

。。。。。

誰が変な訛りがあるじゃー!!(プンプン)
やさしいけんてぃ
やさしいけんてぃ

なんて対応はもちろんせず、、、、

独特のアクセントはあるけれど、もちろん他の英語圏でも通じるし逆にそれを魅力と感じる人もいるよ〜^^
いつもまじめなけんてぃ
いつもまじめなけんてぃ
とお伝えをしました。

実際にアクセントがつくまではやはりローカルな環境で何年も過ごしてみないとなかなかつかないものです。

 

そして、アクセントはその人の特徴なので一概に悪い・良いではないんです!

海外留学をして大学を英語圏で出ている人でも全員に現地のアクセントがつくわけではありません。 

実際に自分にオーストリアのアクセントがついたのも、ここ最近の話です。最近4年くらいは日本語を全く使わない・触れない環境にいたためそのせいでついたと言えるでしょう。

割と好みや憧れで選んでしまって後は細かいことはあまり気にしないのがいいことなのかなというのが正直なところです。個人的にはオーストラリアのアクセントは母音が強く日本語のアイウエオがはっきりしているので日本人にとっては学びやすく理解しやすい英語かなと思います。 

最近ではネットフリックスで異なる英語のアクセントに触れることができるので、とってもオススメです〜!

ネットフリックスでの英語勉強が最強の件

こちらの関連記事も読んでみてください〜!

英語上達には環境づくりが一番大事な理由

日本とオーストラリアの違いをAUS永住者が語る

それでは、またね~!

世界のどこかでお会いしましょう!

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    KENTO

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    ABOUTこの記事をかいた人

    小中高と不登校で人生終わった→AUS留学で英語と海外の魅力を感じる→18歳で0から英語を勉強開始→AUS大学を卒業すると同時に永住権取得!▶︎元留学カウンセラー▶︎IELTSスコア8▶︎AUS在住歴12年▶︎留学で英語と出会い人生を変えた人。英語や留学で夢を叶えたい人を全力で応援!夢を追いかける人が大好きです。大の旅好き。