こんにちは皆さん、けんてぃです。
2020年の3月に撮影をして、4月2日に投稿をした海外現地からのコロナウイルスに対する状況のビデオに多くの反応を頂いたのでブログ記事でもまとめてみました。
YouTube のサムネイルやブログの画像でも少しインパクトのある言葉を使ってしまいました。ただ日本にいるお友達や家族皆さんの安全を願うので海外からのメッセージを伝えたいという一心から少しインパクトが強めの言葉選びを今回は特別にしました。
いろんな意見を言う人がたくさんいるかと思いますが、本心はただ皆さんの安全や健康を願うという人が多いと思います。自分もそんな一人です。
今回はカナダ在住英語コーチのタクヤさん、とオーストラリア在住の英語講師である自分だからこそお話ができる海外のコロナの状況について、 動画で対談形式のビデオ音ブログ記事でお届けしています。
動画撮影時期が2020年の3月、日本ではまだ非常事態宣言が出ていない時点です。
カナダやオーストラリアではすでにロックダウン、 いわゆる非常事態宣言が出ていた時です。海外にいて実体験としてコロナウイルスの恐ろしさを感じていたからこそ日本でも早く対応をしてほしいという思いが強くこういった動画を撮影し、想いを皆さんに発信したという経緯があります。
こちらの内容では、海外に住んでいるからこそお伝えできる、海外の対応や状況を知りたいという人にお届けしています。今後海外に行くことに興味がある人や、海外移住をしたい人には海外の生活の様子や日本との違いが伝われば嬉しいです。
海外のコロナへの対応と日本の違い
今回はカナダとオーストラリアの現地の情報ということでお伝えをします。ビデオを撮影したりこのブログを書いた時点からあなたが選んでくれている時の時差があると状況もまた違うかもしれません。そういったことを理解した上で読み進めて頂けたら助かります。
結論から言いますと、今回のコロナウイルスに対する状況への対応は日本と海外の国で大きな差があるように感じています。
シンプルに言えば日本の方が動きが少し遅かったという感じです。
もちろん経済的な影響などもあるとは思うので、簡単に動くことができなかったという背景もあるのかもしれません。 ただ日本に大切な家族や友人がたくさん住んでいることを思うと日本の政府が早めに対応をしてくれたら嬉しかったなぁというのが海外に住んでる一個人としての思いです。
具体的には非常事態宣言をしてロックダウンをするまでのスピードが遅かった。
またロックダウンをしてからの各家庭に対する保証制度の内容が海外と比べると十分ではないまたスピードも遅かったのかな?
というのが正直な感想ではあります。
今回のようなウイルスの場合は誰にも予想ができなかったことなので、前例もなく対応がとても難しいということは重々承知の上です。ただ人の命が奪われてしまうことを考えると早めに対応をして安全第一に考えてほしいということはどうしても思ってしまいました。
また早めに対応をしないことが最先端で医療関係で今回の事態と戦ってくれている人たちに余計に影響を与えてしまったのではないかなということだけ気になります。
今回の事態が受けて海外で生活をしている日本人としては以下のことを感じました。
- アジア人差別について
- 日本政府と海外政府の動きのズレ
- コロナの影響で海外は危険になったのかどうか
- 今日本に帰りたいかどうか
下記で一つずつお話をしていきたいと思います。
アジア人差別について
05:30 アジア人差別はあるの?
YouTube ビデオでは上の時間が開始の時間になるトピックです。
オーストラリアに最初に来てからもう10年経ちます。 長年オーストラリアに住んでいて何度か引っ越しましていろんな職場も経験してきましたが人種差別を意識したことはこれまでに皆無といっていいほどありませんでした。
特に僕が住んでいるメルボルンは多民族都市として有名で様々な国や地域から移民として引っ越してきた人が住んでいます。また英語の留学先としても有名なのでたくさんの留学生がいていろんな国の人がいるのが当たり前の生活環境です。
そんな世界的な都市において人種差別を経験したことが今まで一度もなかったんです。それが今回のコロナウイルスの影響を受けてアジア人というだけで冷たい反応されたり酷い言葉を投げかけられることが見られるようになってきました。
動画の中でもお話をしていますが、 僕自身にはこれといって差別的なことをされた経験はありませんでした。(自宅待機をしていたことも関係はしていると思います)それでも身近な友人たちが冷たい言葉をかけられたり、攻撃的な態度を取られたということがちらほら出てきました。
「自分の国に帰りなさい」と言われたり「タックルをされた」という出来事が出てきました。外を出歩いていてこんな怖い経験をしたということは聞いたことがなかったので本当に正直驚いています。コロナウイルスが今回中国から始まったというだけでアジア人に見える人たちは冷たい対応をされてしまうということなんです。オーストラリアに10年、20年住んでいる人達でもそんな対応されてしまってとっても悲しいです。
もちろんすべての人たちがそんな対応をするわけではありません。一部の心無い人たちがそういった対応することがニュースで取り上げられて敏感になっている人がたくさんいるというのが現状です。それほどまでに今回のコロナウイルスの影響で皆さんが過敏になっているということなんだと思います。
オーストラリアは僕が大好きな国です。今だけ、本当にみんな過敏になりすぎてしまって少し変な雰囲気が流れているのが残念だなというのが正直な思いです。
日本政府と海外政府の動きのズレ
これはあくまで一個人の意見ですが、ロックダウンやコロナウイルスに対する対応が日本は今回は特別に遅かったように思います。
11:40 日本政府と海外動きのズレ
↑動画はこちらからどうぞ!
もちろん経済的な影響を心配したりする声や日本と世界とのコロナウイルスの状況も違ったのでそれが一概に悪いことということではありません。
ただ世界的に人が密集することの危険性が叫ばれている中で、対応をしてもらえないことで心配感が募ったということは確かでした。自分が住んでいるオーストラリアやビデオで対談をしてくれたたくやさんが住んでいるカナダでは日本よりも先に非常事態宣言が出ていました。
そんな中で家族や友達がいる日本では普通の生活が送られているというさがとても不思議でした。単純にすべて海外の国と同じにすればいいというわけではありませんが、特に今回は人の命に関わるという問題だったのでなぜ早く非常事態宣言をしてくれないのか?という思いを持ってしまいました。
繰り返しとなりますが、もちろん非常事態宣言をすることによる混乱や経済への影響もあるので簡単な問題ではありません。ただ失われてしまう人の命があるので、それを思うと政府には安全第一で行動をして欲しかったし家族や友人のことがただただ心配だったというのがぶっちゃけた思いです。
実際に日本よりも早くロックダウンをしたオーストラリアでは、ロックダウンの緩和も日本よりも早かったです。早く対策をしたからこそ、影響を最小限に抑えて早く普通の生活に戻れるという方がスマートな気がします。
🇦🇺ではロックダウンが緩和。
5人までであれば友人を家に招いていいことに。家に住んでいる人とさらに5人をお招きできるのでBBQも可能に。自宅待機ルールを守った人がたくさんいたからこそ、コロナの状況が早く良くなったと思います。
友達とご飯食べられることが幸せで仕方がない😌 pic.twitter.com/dCmZH1GrEV
— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) May 17, 2020
🇦🇺の美味しいご飯
コロナの影響で #おうち時間 が増えたからこそ、手間暇かけて料理に時間を使うことが多くなった。長年住んでしまうとどうしても感動が薄れてしまうもの。けどこんな時だからこそこの国に住んでいて良かったなという食の魅力を再発見。
Delicious food from down under!
🇦🇺の魅力😌 pic.twitter.com/YEz8J1WZiq— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) May 17, 2020
コロナの影響で海外は危険になったのかどうか
17:08 コロナの影響で海外は危険になったのかどうか
今回コロナウイルスの影響を受けてアジア人差別が増えたことを話しました。また海外旅行をして見知らぬ人たちと接触することで感染してしまうという移動をする恐ろしさも皆さんに伝わったと思います。
海外が危険というイメージを持たれた方も少なくなかったかもしれません。
実際に海外にいて大丈夫なのというメッセージを僕もたくさん受け取りました。
ただ個人的には少し違和感を抱きました。なぜなら先ほどお話しをしたようにコロナウイルスに対する対策はオーストラリアやカナダの方が早かったからです。非常事態宣言をして lockdown をするのもとても早かったですし、それに対してお金などの保障をしてくれるスピードもとても早かったです。
逆に海外に住んでいると日本の方が対応が遅いように見えてしまって日本は大丈夫なのかなと心配になる一方でした。
確かにコロナウイルスの影響を受けてみんなが過敏になってアジア人を差別するような見方が強まってしまったりしてピリピリとした変な雰囲気にはなったと思います。ただ海外が危険になったのかどうか?については、そうは思いません。
今回のコロナウイルスに至っては長距離を移動して見知らぬ人たちと接触をしてしまうというのが怖いのであって、 海外に滞在をしているのであれば海外の環境が危険だとは思いませんでした。
もちろんそれは日本から海外に移動するのであれば別の話です。なぜなら移動をするときに多くの人たちと接触をしてしまう可能性があるからです。
今回の件に至っては自分がすぐにいる場所にいることが安全であると言えると思います。もちろん経済的に生活をしていけるのかといった問題も出てきますが移動することによってリスクが増えるのすでに海外にいるのであれば海外にいる方が安全と言えるかもしれません。
今日本に帰りたいかどうか
17:37 ぶっちゃけ今、日本に帰りたいかどうか
実はコロナウイルスによる非常事態宣言が出て事態が深刻化する前に日本に帰国をする航空券の手配をしてありました。 オーストラリアから日本へ、 4月の中旬から5月の中旬まで1月一時帰国をする予定でした。
なので、日本に帰りたかったかどうかといえば帰ろうとしていたので帰りたかったです。
それはもちろん家族や仲の良い友達と会ったりするためです。ただ今回のコロナウイルスの影響を受けて今日本に帰りたいかどうかと言われれば別の話です。
それは自分が帰りたいかどうかというよりも自分が帰ることによってどういったことが起こるのかということが理由にもなります。
今回のコロナウイルスのポイントでなるのは人が感染源として菌を運んでしまうということです。自分がオーストラリアから日本に帰ることによって自分が感染源になって多くの人にコロナウイルスを分散させてしまう可能性が出てくるということです。
また空港や駅などに行くことによって不特定多数の人たちと接触をするというリスクがとても高まります。
そういったことをしてまで自分の大切な家族へ友人に会いたいかと言うと会いたくはありません。なぜならそれが自分が大事にしている人たちにウイルスを渡してしまう行為になりかねないからです。 特に今回のウイルスはお年寄りや体が弱っている人たちに対して命の危険を脅かす病気になると言われています。一方で若者は感染したとしても自由に動き回れることが逆にウイルスを分散させてしまう理由の一つとして挙げられています。
自分が家族や友人にウイルスを分散させてしまうことを考えると今は逆に日本に帰りたくないと思います。それは安全第一で家族や友人のこと、 大げさに言ってしまえば日本のことを想うからです。
もちろん、日本に帰った人達を責めたくはありません。
多くの留学生や海外在住の人たちが日本に緊急帰国をしなければいけないこととなりました。経済的な理由が日本にいた方が万が一の時に言葉も通じるし家族や友人も近くにいて良い選択だと判断をしたからだと思います。
今回ばかりは本当に何が正しいのか判断をするのが難しいです。僕は永住権も持っているししばらくはロックダウンの状態が続いても生活をしていけると判断をしたのでオーストラリアにます。 日本領事館からも生活を続けることができないのであれば日本に帰国をするようにと勧告が来ています。日本に緊急帰国をした人たちも苦渋の決断で帰りたくなかったのに帰らざるを得なかった人たちがたくさんいます。
僕はとてもじゃありませんがそんな人達を責めることはできません。 むしろ自分が留学生で学校に通っていた時にこんな事態になっていたらとてもショックで打ちのめされていただろうなと思います。彼らにかわいそうだなぁと思う気持ちでいっぱいです。
今回の事態は皆さんにとって影響が大きく出るとっても大変な出来事となりました。
可能である限り今あなたが生活をしている場所にとどまることが自分にとっても周りの人にとっても安全を確保できる行為となって良いのではないかというのが一個人の思いです。
なぜなら、きちんと対策を取ってみんながルールを守って自宅待機をすることが早く事態を収束させることにつながるからです。 事実オーストラリアでは日本よりも早く非常事態宣言とロックダウンを始めて、 実際にコロナウイルスに感染をする数がグングンと減っていき。対策の緩和も日本よりも早く始まりました。
まとめ
最後になりましたが、今回のコロナウイルスの医療現場で従事をしてくださっている医療関係の方々に本当に感謝をしたいです。 リスクも高くてみんなが大変な時にみんなのために一生懸命頑張ってくれている人たちがいるからこそ社会が成り立っていると思います。
そんな人達に余計な大変な思いをさせないためにも、皆さんでおうち時間を乗り切って安全で健康な暮らしができるようにしていきましょう。この記事を読んでくださっている皆さんの安全と健康を願っています。