こんにちは皆さん、けんてぃです。
英語のリスニングができないというのは多くの英語学習者にとって、悩みのタネになるものです。 今でこそ英語を教える立場になった僕ですが、英語のリスニングができなくて悔しい思いをしたり恥をかいたなんていう経験は一度や二度ではありません。
楽しくネイティブと英会話をしたいのにどうしても相手の言っていることが聞き取れない、、、。相手が入っていることがわからないので面白くなくなってしまって会話の輪に入れなくてとっても悔しい思いをした、そんな経験がたくさんあります。
でも大丈夫です。そんな僕でも、コツコツ続けてきたらほぼ全てのことは聞き取ることができようになりました。
今思えばオーストラリアで仕事を始めた時に電話の対応するなんていうのはまさしく恐怖体験でした。笑
いきなり五つ星ホテルで働き始めたのですが予約の電話を取ることが怖くて仕方ありませんでした。相手が入っていることも分からなければそもそも何の電話なのか理解できないことすらありました。笑(当時のお客様申し訳ございませんでした。)
他にもサンドイッチ屋さんサブウェイで英語で注文を聞かれるのも最初はプレッシャーを感じていました。お昼時の忙しい時に行列が出来ておりものすごいスピードで何を入れますか何のサンドイッチにしますか?とまくし立てられて、 毎回超シンプルな決まりきって注文ばっかり頼んでいたことを覚えています。笑
それでも、そんな環境に自分の身を置いたからこそ何とか英語のリスニングを向上させねばと努力を続けることができました。本当に昔は、リスニングができないことがとっても悩みでした。
英語のリスニングができなくて、緊張したり恥をかくなんて経験もありますよね。 この記事を読んでくださっているということはきっと何とかして英語のリスニングを向上させたいと一生懸命勉強されていることと思います。自分の経験から少しでもあなたがリスニング向上できるように対応策を紹介していきたいと思います。
正しい英語の発音を理解しよう
英語リスニングができなくて悔しい思いをすることもありますよね。 多くの場合は英語特有の音を理解していない時に「自分が思う英語の音と違いすぎて聞き取れない」ということがおきます。消えてしまう母音や弱まる母音の音(あいまい母音)やリンキング、音が繋がって変化して聞こえる音は要注意😌
— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) May 16, 2020
ズバリ最初からなぜ英語のリスニングができないのかという根本的な結論についてお話をしたいと思います。長年オーストラリアに住んでリスニング向上を苦労しながら研究してきた僕の意見は、「あなたが英語だと思い込んでいる音と実際の英語が違いすぎるからリスニングができない」というものです。
もちろんこの記事の柿で書いていく別のポイントも関係していますが、「あなたが英語だと思っている音と実際の英語の音が違いすぎる」というのはとても大きな点だと思います。
日本の環境で例を出して説明をしてみたいと思います。
僕は、個人的に方言やなまりというのはとってもユニークで面白いので大好きなんですが、 日本国内でも旅行をすると旅先で訛りが強すぎて同じ単語なのに聞き取れないということが起きますよね?
僕は愛知県の出身ですが、東北に旅をした時にそういった事が起きました。
訛りが強いというのはどういうことなのかと言うと少し噛み砕いて説明をすると、「音のリズムや上がり下がり」が違うということです。
さらに例えるのであれば、人気の歌をよくカバーをして別の人が歌ってリリースするということがありますよね?オリジナルの本人が歌っている歌とカバーをしている人の歌は少し雰囲気が違ったり、アレンジによっては別の歌に聞こえることがあるものです。そうすると一見全く同じ物でも同じようには聞こえませんよね。 「同じものだと認識ができない」
ということです。それが言葉で起きた時に「聞き取れない」ということになります。同じものだとはっきりと理解ができないからです。
先ほどの日本の国内旅行の話でも、僕がこういう意味ですか?という風に聞き返して確認をとらないといけないことがありました。もしくは僕の脳がこういう意味だと理解するまでに少し時間がかかるんです。それはやはり僕が「この日本語の音はこうだ、と思い込んでいる音と旅先の東北の人が発音した音が違いすぎる」からです。
よく日本人はカタカナ英語で発音が下手という風に言われますよね。実はそのカタカナ英語があなたが英語だと思い込んでいる音です。実際の本物の英語の音と差があって仕方がないですよね。その差が大きいために英語を聞き取ることが難しくなっています。あなたの耳が悪いだとか、あなたが英語が向いていないということではないんですよ。
具体的には、日本語ではあいうえおの母音を一つずつきちんと発音しますが英語では消えてしまう母音やとっても弱くなってしまう母音(あいまい母音)があります。また、リンキングと呼ばれる実際に喋る時には「単語と単語が繋がって音が変化する」ということがあります。そういった英語特有の音を知らないで英語を聞いてしまうと、自分はリスニングができないんだと思い込んでしまうこととなります。
英語の正しい音を認識することがまず第一歩だと覚えておいてください。
英語リスニングができなくて悔しい思いをすることもありますよね。 多くの場合は英語特有の音を理解していない時に「自分が思う英語の音と違いすぎて聞き取れない」ということがおきます。消えてしまう母音や弱まる母音の音(あいまい母音)やリンキング、音が繋がって変化して聞こえる音は要注意。
あなたの発音を良くしよう
英語リスニング向上と言うととにかく英語の音を聞こうとする人がいます。実は遠まわりになってしまうことも。なぜなら、人の脳は自分が発音できる音だけ聞き取れるからです。 発音できない音は雑音として脳みそが捉えてしまいます。つまり、リスニングを向上させたい人は自分の発音を向上させよう。
— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) May 16, 2020
僕が長年英語のリスニングを向上させる方法を探してきた中でおもしろいことを見つけました。それは英語の音を認識してくれるのはあなたの脳みそであって、脳みそはあなた自身が発音できる音しか言葉として認識してくれないというルールです。
なので、「リスニングができて全て聞き取ることはできるけれども、全く発音がへたっぴ」ということはあり得ないということです。
あなたの発音能力とリスニング能力は比例して向上していくということです。
特に日本の受験英語勉強ではインプットに集中をしていて詰め込み学習を多くしがちです。どういうことかと言うと CD などをかけて何度も何度も繰り返しリスニングをして聞けるようにしようという学習方法です。もちろんその方法も大切ですが、目線を変えてみると実はリスニングをできるようにするには、あなたが発音できるようにすることが大切なんです。なぜなら先ほどお伝えしたように「自分が発音できる音はリスニングができるようになる」からです。
具体的にはシャドウイングやオーバーラッピングと言った英語の学習方法でネイティブの英語や英語上級者の人の発音にあなたの声を重ね合わせて発声をしていくことがおすすめです。ものまねやコピーといった感覚で始めてもらって構わないのでとにかく口の周りやベロを大げさに動かして音を近づけるように工夫してみてください。最初は大げさに人の前でやるのは恥ずかしかったりするかもしれません。仲の良い友達や自分の部屋だけでいいので、わざとらしく大げさにものまねをして英語らしい発音を口から出せるようにしてみてください。そういったことをコツコツしていくと自然とリスニング力も向上していきます。
英語リスニング向上と言うととにかく英語の音を聞こうとする人がいます。実は遠まわりになってしまうことも。なぜなら、人の脳は自分が発音できる音だけ聞き取れるからです。 発音できない音は雑音として脳みそが捉えてしまいます。つまり、リスニングを向上させたい人は自分の発音を向上させよう。
単語や表現の語彙力を増やす
英語のリスニングが全くできないというのであれば根本的に英語の語彙力を増やしていく必要があるかもしれません。
そもそも知らない言葉は言われても分かりません。あなたの耳が悪いんだとか英語が向いていないと考える前にその言葉を知らないと聞き取りはできません。コツコツ単語をやりましょう😌
— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) May 16, 2020
結論から言ってしまうとあなたのリスニング能力がどれだか高くてもあなたが知らない単語や表現は理解できません。
リスニング力が向上すればするほど知らない単語でも聞き取れるようにはなってきます。それは日本語でも知らない単語でもどういう発音をしているのかは理解できるという感覚に近いです。
けれどもやはり知っている単語や表現の方が理解はしやすいのは確かです。
なぜなら知っている表現などは頭の中にすでに記憶として残っているので、定番のフレーズなどは相手が言う前にこういう風に言うのではないかなと頭の中によぎるぐらいさらっと出てくるものになります。
日本語や英語に限らず人間の会話というのはとってもスピードが速いですが、人間の脳はとても高性能です。ものすごいスピードで思考を続けています。
昔の僕もそうでしたが、リスニングができないなりに、きっとこういうことを相手は言っているのではないかな?という仮説を立てながら英語を聞くはずです。その方法を続けていくことが大切ですがやはり単語や英語の表現を自分の頭の中にもともと知っていると理解度が違います。
逆に知っている単語の数や表現の数がものすごく多ければリスニングが不得意でも知っている単語を聞き取った時に意味をつなぎ合わせるばだいたい相手の言っていることがわかるようになるものです。それくらい単語の力というものは大きいです。何よりもリスニングだけではなくて全ての英語力の基礎になるのが英単語力です。やっておいて損はないですしリスニングにおいてもとても大切なことなので毎日コツコツ続けていくことをお勧めします。
英語のリスニングが全くできないというのであれば根本的に英語の語彙力を増やしていく必要があるかもしれません。
そもそも知らない言葉は言われても分かりません。あなたの耳が悪いんだとか英語が向いていないと考える前にその言葉を知らないと聞き取りはできません。コツコツ単語をやりましょう。
具体的に英単語を覚えるおすすめの方法はこちらの過去記事で書いているので是非読んでみてくださいね。↓
聞き返しフレーズを豊富にしよう
英語が聞き取れなかったときに便利な聞き返しフレーズ
Sorry?
Pardon?
Could you repeat?
I missed what you said.
Can you say that again?相手には悪いけれども何度か聞き返さないと分からない時もありますよね。そんな時は別の表現をして聞き返してみるとより丁寧な英語にすることができます。
— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) May 16, 2020
どうしても英語が聞き取れない、 何回も聞き返して行ってもらっても聞き取れないから申し訳がない!w
そんな時に便利なフレーズをまずご紹介します。
Sorry?
ごめんなさい何ですか?
Pardon?
何でしたか?
Could you repeat?
もう1度繰り返してもらってもいいですか?
I missed what you said.
あなたの言ってることを聞き逃してしまいました。
Can you say that again?
もう一度言っていただけますか?
何度言ってもらっても聞き返せない時に、自分も同じ表現で聞き返すよりも色々な表現で返せるとより丁寧に相手にお願いできますね。
他にも正直に英語を学んでいるみんなのでゆっくり喋ってもらえますかと願いをすることもできます。
Could you speak a little slower? I am learning English.
ゆっくり喋ってもらってもいいですか?英語を勉強中です。
どうしても英語が理解できない時の一つのコツをこちらで紹介します。
実は同じ英語でも誰が入っているかによって聞き取りやすい聞き取りづらいというものが出てきます。それは例えばオーストラリア人の人の英語よりもカナダ人の人の英語の方が自分は聴きやすいという場合もあります。実際にオーストラリアの英語は声が低くて口がもごもごしている時もあります。(一例なので全ての人がそう、というわけではありません)他にも同じオーストラリア人同士でもこの人の英語はどうしても聞き取れないけれども、この人の英語は聞き取りやすいなという人が出てきます。
例えば日本人でも滑舌がよくって話が聞き取りやすい人の声とか発生ってありますよね。反対にこの人が言ってることでちょっと聞き取りづらいなあという人もいるはずです。それは単純にその人の声の出し方や発音の仕方ということもありますがその人とあなたの相性という問題でもあります。長年オーストラリアに住んで気づいたことですが、別の人でもこの人とこの人の英語って似てるなあという人がたまにいます。そういう場合はもうすでに聞きなれているタイプの英語なので聞き取りやすいということが起きます。
上記の聞き返しフレーズを上手に活用しながら、 ゆっくりしゃべってもらうなどをして粘りましょう。
ぶっちゃけ自分もこの道を通ってきたので簡単ですよ、とは言えません。w
なかなかリスニングが向上するまでには時間もかかるものなので、 正直何度も悔しい・恥ずかしい思いをしてここまでやってきました。それでも、相手の人が優しくてあなたが英語を学んでいるということを理解してくれるのであればゆっくり言ってくれたり根気強く英語で会話をしてくれるはずです。 そういった人とのご縁がとっても大切ですし、まずはその人の英語をきちんと聞き取れるようにしましょう。
すると、別の人も英語も聞き取れるようになってくるので、そういった出会いを大切にして、その人の英語を理解した上で別の人の英語も理解できるようにするという「一点突破の流れ」を目指しましょう。
英語が聞き取れなかったときに便利な聞き返しフレーズ
Sorry?
Pardon?
Could you repeat?
I missed what you said.
Can you say that again?相手には悪いけれども何度か聞き返さないと分からない時もありますよね。そんな時は別の表現をして聞き返してみるとより丁寧な英語にすることができます。
全ての英語は理解できないと心得よう
ネイティブの友達と英語が全て理解できるのかどうかを撮影した YouTube の動画があるのでぜひ見てみてください。
結論から言ってしまうと全ての英語を理解してリスニングもできるということはなかなかできるものではありません。
僕自身いつも楽観的でポジティブなタイプなので、あまりネガティブで否定的なことを言うことは好きではありません。
けれども現実的に考えて言語というものは生き物なので常に新しい言葉も生まれますし、場所や地域によって表現や意味合いも変わってくるというなかなかトリッキーなものです。
それが例えば母国語だとしても全てを理解して全てをリスニングするということはなかなか難しいことです。
記事の中盤で紹介をしたように、たとえそれが日本語で日本国内であったとしても地域が変わって方言やなまりがきつくなると全てをリスニングして理解をすると言うとハードルが上がるものです。
何が言いたいのかと言うとリスニングができないからといってあまり自分のことを責めないでほしいということです。英語を学ぶということによりて意思疎通をするということが大事なのでリスニングができなくても粘り強く相手のことを理解しを自分のことを伝えようという思いを持ってコミュニケーションをして気持ちが通じればいいのです。あくまで、それを助けるためにリスニング力を向上すると良いんです。
極論ですが、あなたがコミュニケーションをして意思疎通がきちんとできるのであればリスニングはそんなに重要ではありません。
リスニングができないからといって自分のことを責めたり自己嫌悪になることはどうかしないでくださいね。なぜなら、オーストラリアで大学を出て永住権を取得をして10年も住んでいる自分ですら英語を理解できない時があるからです。
その理由については動画の中で詳しくお話をしているので動画をぜひ参考にしてみてください。
記事を最後まで読んでくださってどうもありがとうございました、動画の中でも自分の思いを語っているのでぜひ見てみてくださいね。
皆さんが英語を楽しんで生活の中に取り込める素晴らしい英語ライフスタイルを見つけられるように願っています。