先日こんなツイートをしました。
個人的に一番取り組んだ英語学習法はディクテーション。いわゆる、英語音声の文章書き起こし学習です。この学習方法のすごいところは聴覚から英語インプットをして即座に文章に書き起こしをすることにより英語アウトプットができインプット&アウトプットを同時に行えるところ。学習効率がとても高い😌
— けんてぃ🇦🇺英語ライフクリエイター (@kentojapan912) October 15, 2020
個人的に一番取り組んだ英語学習法はディクテーション。いわゆる、英語音声の文章書き起こし学習です。この学習方法のすごいところは聴覚から英語インプットをして即座に文章に書き起こしをすることにより英語アウトプットができインプット&アウトプットを同時に行えるところ。学習効率がとても高い。
大げさな話ではなく、いち英語学習者として、いち英語コーチとしてもっとも効率的で効果が高いと信じている英語学習方法の一つがこの「ディクテーション」です。なぜなら、英語力向上に必要不可欠なインプットとアウトプットが両方同時に効率よく行えるからです。インプットとアウトプットを分けた学習方法は世の中にたくさんありますが、それを一緒にできる方法は正直限られてきます。その中でもいつでもどこでも気軽に隙間時間でできるディクテーションはとってもオススメです。
英語のディクテーション学習とは?
そもそも、英語のディクテーション(Dictation)には、「書き取る」という意味があります。文字通り、英語を書き取る学習方法がこちらの英語ディクテーション学習です。「英語音声の文字起こし」というとイメージがしやすいでしょうか?
世の中には、「英語聞き流し」や「かけておくだけ、聞き流すだけで英語力向上」などと謳った教材がありますが、英語コーチとしてはそういったものはオススメしません。きちんと英語を聞き取ってそれに瞬発力良く反応する能力が実際の英会話では求められるからです。そう考えた時に、このディクテーションはまさに超実践的かつ理にかなった学習方法であると言えます。なぜならきちんと聞こえてきた英語を理解して即座に文章にして書き起こしていく力を身につけることができる方法だからです。「英語を正しく聞き取る能力」を求められますし、また「正しく人に表現する(アウトプット)する力」を必要とするからです。
英語の学習相談を頂くことが増えてきましたが、うまく英語力が伸びていない人の多くの場合、英語学習がインプットとアウトプットのどちらかに偏っているという傾向があります。多くいらっしゃるのが、インプットに偏りすぎている、いわゆる丸暗記・詰め込み学習タイプの人です。また、文章ばかりの視覚情報に頼りすぎて英語本来の音を全く理解できていない人もたくさんいます。こういった状態になってしまうと、結局、実際に英語が必要な場面で全く使えない英語力を身につけることとなり、遠回りをすることになってしまいます。
こういった理由から、日本の英語教育にありがちな、文章ばかりを追いかける「目からの視覚情報に頼りすぎた英語学習」から脱却し、音から素直に本物の生きた英語をインプットしてアウトプット能力を磨くこともできるディクテーション学習がとてもオススメです。
- 語彙力強化
- 英語の推測力向上
- 理解の瞬発力向上
- リスニング力強化
- ライティング力強化
- スピーキング力強化
- リーディング力強化
ディクテーションにより期待できる効果はたくさんありますが、主に上記の英語力向上が期待できます!1つの学習方法からは信じられないほど多角的に様々な英語能力向上が見込める万能な学習メソッドです。
ディクテーションの正しい効果的なやり方
ディクテーション学習の方法はいたって簡単です。
~準備編~
- 教材のスクリプト(答え合わせ用)
- 教材となる英語音声、もしくはビデオ(30秒〜40秒ほど)
- 紙とペン、もしくはパソコン(書き起こしかタイピング用です)
とってもシンプルで簡単な学習方法なので、携帯やパソコンを使えば、移動時間やちょっとした隙間時間で気軽にできる学習方法なのも魅力的ですね!好きな映画のワンシーンなんて教材も楽しみながら取り組めそうで良いですね!
~学習方法~
- ペンを片手に英語音声(ビデオ)を開始する
- 流れてくる英語を聞き取りながら文字起こしをしていく
- 必要があればスピードを遅くしたり、一時停止をしながら書く
- 分からなかったところは何度か聞き直して、推測しながら聞き取ってみる
- 全て書き取った、もしくはもう聞き通れないな、となったら教材のスクリプトをみて答え合わせをする
- 聞き取れていなかったところを再度リスニングしてみる
- 書き取れなかった部分の分析&数日後に再トライ
以上が、オススメのディクテーションの流れです。大切なのはやりっ放しにするのではなく、自分が聞き取れなかった部分、書き取れなかった部分を分析理解して、できるようにしていく点です。全てを綺麗に欠き取る必要はありません、省略語などを使ってあとで自分が聞き取ることができていると確信できるならばOKです。これを根気強くコツコツと行うことで英語力が総合的にどんどん向上していきます。
オススメは、歌でも映画でも教材はなんでも良いので比較的簡単で優しい教材を選ぶことです。また、1度にあまり長すぎる教材に挑戦することも集中力が保ちづらく、楽しくなくなってしまいますので、短めの教材をサクサクとこなしていくゲーム感覚のディクテーションがオススメです。そこから徐々に徐々にレベルを上げていきましょう。何度聞いても分からないようなレベルの教材は、きっと今のタイミングではまだあなたに適していない(語彙力やリスニング能力の問題で)ので、より優しいレベルの教材をコツコツと継続をして英語力を高めてから再チャレンジするようにしてみましょう。
英語ディクテーション用の教材無料まとめ
さぁここまできたら実際に、英語のディクテーションにトライしてみましょう。
無料でYouTubeにあるディクテーション教材からオススメをピックアップしてみました!YouTube動画では右下の動画設定から動画再生速度を遅くすることも可能ですし、一時停止や字幕をつけることも可能です。わざわざ高いお金を払わなくても有益で高い学習効果の見込める教材はありますのでぜひ学習に活かしてみてくださいね。
Drスースの絵本を使ったディクテーション動画
English Dictation Practice: Advanced Listening Skills
↑(4:35あたりから実際のディクテーションが始まります)
自然な英会話表現を使ったディクテーション動画
Dictation Practice [Advanced English Listening Skills]
↑(1つ目が: 7:00 から2つ目が: 11:10 から3つ目が: 14:55 から始まります)
ディクテーションまとめ!自然なスピードとゆっくりスピード
English Dictation exercise (Listening & Writing) #1 by Damien Zellers
同じ英語文章を3回読んでくれる取り組みやすいディクテーションビデオです。最初は自然な英会話スピード、2回目と3回目はゆっくりスピードです。短い書き取り時間の後にすぐ答え合わせができます。サクサクとどんどんディクテーションをしたい人にはオススメのビデオです。
25の英語フレーズでディクテーション学習!
PTE Write From Dictation 25 Practice Questions with Answers – High Score
1:35 から実際のディクテーションエクササイズが始まります。15秒しか書き取り時間が無いのが少し短いかなと思いますので、もし必要があれば、一時停止を押して書き取ってから次の問題に取り組んでみてくださいね!全問正解できるまで何度も取り組めば英語力向上は間違いなしです。
英語ディクテーションチャレンジ!最後に答え合わせ付き
Dictation WRITE WHAT YOU HEAR activity 2 for Duolingo English test and general English practice
2:34から実際のディクテーションエクササイズが開始となります。とても自然な英語フレーズ集からのディクテーションエクササイズなので実際の英会話力向上効果が望める内容です。
どれも良質なディクテーションビデオばかりなので、ぜひ積極的にディクテーションにトライしてみてくださいね!
実はディクテーション学習ではシャドーイングや歌学習で使う教材を使い回して教材にすることが可能です。30秒程度など、短く区切りながらディクテーションエクササイズに使うことができるのでこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
こちらの過去記事の内容をぜひディクテーションにも活用してみてくださいね!
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まとめ
英語コーチとして本気でオススメする英語学習方法がこちらのディクテーション学習です。どうか、記事の内容を参考にして英語のインプットとアウトプットを意識して学習に取り組んでみてくださいね!
もし分からない点や気になる点がある方はLINE公式からお気軽にご質問ください〜!
ではでは、hope you enjoy learning English!
By for now. See you somewhere in the world!
KENTI
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