日本を離れて海外に移住したいというふうに考えている人もたくさんいますよね。
海外旅行に行った時の海外の魅力が忘れられなくて憧れを抱いている人も多いかと思います。でも実際に海外に住んでいる人の生の声を聞く機会はあんまりないのではないでしょうか?
けれども海外移住をしたすべての日本人の人が幸せというわけではありません。
事実、永住権を取得したけれどもその後に日本に帰ってしまった人も知っています。
これを読むとあなたは、「え〜もったいない!」と思うかもしれません。
気持ちはわかりますが今の僕はそうは思いません。
大切なのはあなたの幸せ。地球上のどこにいてもあなたが幸せでいるということの方が大切です。僕はオーストラリアに居て幸せなんです。日本にいた方が幸せな人もいます。
けれども「海外在住の日本人の現実」が分からなければ、あなたにとって海外の方が幸せなのかどうかが全く分からないですよね。
この記事を読んでいるということはあなたはきっと海外移住に憧れがあったり興味があると思います。
もしかしたら将来は永住権を取って海外に移住をしたいと考えているかもしれません。
海外在住日本人の現実とは?
まず、大きく分けて2つの生き方が存在します。
日本人のコミュニティにどっぷりと浸かって生きているのか、ローカルのコミュニティの中で生きているのか?という2つの生き方です。どちらが良い悪いではなくて、全く違う異なる生き方が存在しているということです。
僕自身、両方経験をしたことがあるので実体験からお話します。
- 日本人コミュニティ
- ローカルコミュニティ
2つの生き方が存在します。
日本人コミュニティ
まず最初に日本人コミュニティーについて。
こちらはあなたにとってもイメージしやすいかと思います。職場やお友達、住んでいるところなどあなたが時間を過ごすところのほとんどが日本人の人ばかりという環境です。もちろん使う言語も日本語入ってくるニュースや情報も日本語ばかりです。
海外に住んでいると言うとブロンドの髪で青い目の人たちばかりがいるようなステレオタイプがあるかもしれません。けれどもアジア系の人もたくさん住んでいますし、多くの海外の都市には日本人コミュニティもきちんと存在します。
そういった日本人コミュニティの中で生活をしていくぶんには実は日本で生活をしているのとは大きな違いはあまりありません。
国が変わるので通貨や法律関係、保険のシステムなどは変わりますが、生き方・生活内容は日本にいるのととても近いです。
可能性として子供がいるファミリーだった場合は子供の方が海外のネイティブ環境にどんどん影響を受けていくという事があります。
ローカルコミュニティ
一方でローカルコミュニティの中で生きていくという生き方。
こちらの場合は分かりやすく海外の現地企業で働いているというパターンです。
極論ですが、急に日本という国が無くなってしまっても影響がない、もしくはほとんどないというのがこちらのパターンです。先ほどの日本人コミュニティで生活をしている場合はお仕事も日本関連のお仕事をしている人がたくさんいるので日本に何かあった場合は大きな影響が出ます。
ローカルコミュニティの中で生きている人はやはり英語環境で生きている人が多いです。そういった環境で長く生きている人は日本語も忘れていく人がたくさんいます。ぶっちゃけて言うと自分もそんな一人でした。やはり使わない包丁は錆びてしまうように日本語を使う機会がなければどんどん忘れてしまう一方です。立ち振舞いもあまり日本人らしくなくなってくるので、短時間接しただけでは日本人だとは思わないような人も出てきます。
実体験からです。
特に日本人と接する機会があまりない、どっぷりとローカルの外国人環境の中で生活しているという人もたくさんいます。やはり立ち振舞いや人との繋がり方が日本文化とは全く異なるので、どうしても日本人らしくなくなってしまってもたくさんいます。
家で英語?家で日本語?
人によってたくさんのケースがあります。
- 外では英語だけど家では日本語
- 逆に外では日本語だけど家では英語
という人もいますし家族と話す時には英語と日本語を混ぜて話すような人もいます。
意識をして使い分けるとよりも自然な流れでそういう風になっている人もたくさんいますし日本語を忘れないために、もしくは英語を上達させるために、そういう風にルールを作っている人もいます。
やはり母国語としての日本語はありますが住んでいる国の標準語が英語となってしまうのでバランスよく使い分ける必要があります。日本語も英語も話せてバイリンガルでいいねという人もいます。けれども、ふたつ以上言語を話せる人たちは全てを100%保つことはとても難しいんです。日本語と英語ふたつの言語を100%に保つことも難しいです。
特に日本語と英語では表現の仕方や感覚がとっても違います。日本語の感覚で英語を話してしまうととってもわかりづらくて遠回りに聞こえることもありますし、英語の感覚で日本語を話してしまうとダイレクトで言葉がキツく聞こえてしまいます。
海外在住者は羨ましい?
この記事を読んでいるあなたはもしかすると、海外在住の人はいいなぁと羨ましい気持ちで読んでいるかもしれません。
海外に住んでいてもあまり幸せではない人もいますし、日本に住んでいても幸せな人はいます。
海外在住日本人の実態という意味では海外に住んでいる人達は日本の文化や常識ではあまりうまく適応しないタイプの人もいます。
逆に海外に出ている方が評価を周りからしてもらえるという人がたくさんいます。
あなたがもしそれが自分に当てはまると思うのなら海外に住んでみることを検討してみてもいいかもしれません。
隣の芝は青い
意外かもしれませんが海外に住んでいる日本人や外国人に日本に住んでいる日本人のことを羨んでいる人もいます。
日本という国は世界的に見ても評価の高い、とても人気の国です。
例えば、僕の住んでいるオーストラリアとは比べ物にならないほどの歴史があります。
両親やおじいちゃんおばあちゃんがオーストラリアに移住をしたという日系人の友達もいます。そういった人たちは日本で育つことができなかったことを少し残念に思ってる人もいます。せっかく日本人として生まれたのに、日本の環境で日本の文化を学びながら成長することができなかったからです。
またそういった背景から日本語があまり得意でない人もいます。
実体験からお話をします。
僕は昔まだ英語も得意でなかった時にそういった人に、
ところがその人はびっくりして、自分は日本で生まれて育った方が良かったと言いました。
中には、日本人なのに日本人ではないような中途半端な感覚を悩みだと捉える人もいます。
そういう意味では日本人として日本で生まれ育って生活をしているあなたは幸せなのかもしれません。
日本に住んでる日本人はいいな?
海外に住んでる日本人のこと羨ましいと思う人は多いですよね。
もしかしたらあなたもそんなひとりかもしれません。
長く海外に住んでいると日本語が中途半端になってしまっている人もたくさんいます。
ホームシックになったり、日本の家族と時間を過ごせないことを苦痛に感じる人もいます。
自分のルーツであり母国語である日本語を上手に使いこなせないというのは少し寂しくもあり、気にしてる人もいます。
もしあなたが本気で永住をすることを考えているのであれば国籍についても考えなければいけません。「日本人である」という「自分が誰なのか」という価値観を捨てることはできますか?
そういった人生の選択をする時には海外旅行をして楽しかったからという簡単な気持ちからでは決めることのできない責任感が出てきます。
まとめ
記事の中でお伝えしてきたように海外在住の日本人の人にも、「日本より・海外より」の生き方をしている人が 存在しています。
また海外に住んでいるからといってその人は必ずしも幸せだとは限りません。
あなたにとってはどうでしょうかこの記事がそれを考える時に少しでも参考になることを願います。
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KENTO